Shota Miyazaki MUSIC
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聴覚と触覚の共感覚について

3/23/2018

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いつも聞かれる質問にお答えします。
僕の場合、よく聞く聴覚と視覚ではなく、聴覚と触覚の共感覚です。

この音ザラザラだなとかツルツルだなとか。
この音鋭いなとか柔らかいなとか。
この音熱いなとか液体だなとか。

そういう感じです。逆方向もあります。

このサラサラ感はこんな音だなとか。
このネッチョリ感はこんな音だなととか。
このずっしり感はこんな音だなとか。

割となんでもありです。材質・重量・硬度・粘度・温度などなど。

パーカッショニストとして生きてきたからか、音階は全然浮かびません。
音の高低は触覚と対応しているのですがドレミは全然なんのこっちゃです。

自分は日米ともにパーカッショニストに囲まれて生きてきたのでこれが普通だと思っていたのですが、一般には普通でないみたいです。音を形容するとき触覚関連のオノマトペを使う文化があるので、言葉経由で身についた共感覚なのだと思います。

待て宮﨑。触覚に時間経過の概念あんのか?と突っ込まれることもあります。まあ、あります。単純に触っているかいないかのデジタルな変化と、ザラザラがだんだん磨かれてツルツルになっていくといった変化とがあります。あるいはもっと短い時間の感覚、例えばネッチョリが手からこぼれ落ちる感覚などもあります。

近現代においては、共感覚を含めた色々なアプローチで音楽を”翻訳”する試みがなされています。色々な作品があって面白いです。音楽も視覚芸術も、音自体ではない”なにか”を伝達する行為です。ある音楽と同じく”なにか”を視覚芸術で表現できるアルゴリズムが開発したい。そういう気持ちでみんなやってるんだと思います。

僕個人今は、音楽も視覚芸術もそれぞれ得手不得手があるからまあどっちも効果的に使えれば良いなあくらいのスタンスです。お金持ちになったらそういう”翻訳”の研究もしたいです。
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