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6歳以下の子供がドラムセットに興味を持った時、親御さんにできること。

5/10/2021

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打楽器(パーカッション)を幼いころから学んでいる人口はとても少ないため、プロの打楽器奏者・講師としては嬉しい限りです。お子様の興味を活かし、楽しい時間を合理的に過ごすおすすめ方法をいくつか提案します。

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1. キッズドラムセット(Playtech社など、15,000円程度)にメッシュヘッドTama社計4,000円程度)を張る方法。必要に応じてLow Volumeシンバル(15,000円程度)追加。

こちらはお子様用に作られた小型のドラムセットになります。残念ながら多くのドラムセットは大型で未就学児のお子様ですと手や足が届きませんが、こちらですとしっかり届きます。ドラムセットのフルセットなので、見た目の満足度は高いかと思います。

もちろん通常のヘッド(鼓面)を張ると大音量ですので、「メッシュヘッド」と呼ばれるタイプのものに張り替えていただくのがよろしいかと思います。こちらは電子ドラムに使われているヘッドで大幅な音量の削減が可能です。スティック同士を当てた音よりも小さくなります。残念ながらリム(フチ)やシェル(太鼓の胴)を叩いたときの音は変わりませんが、この音量はスティック同士の衝突と同じくらいになりますので、ある種不可避です。スティックにテニスラケットのテープやビニールテープを巻くことで少し音を柔らかくすることは可能です。

金属製のシンバルが付属することもありますがこれはとても大きな音がしてしまいますので、シンバル抜きで渡してあげるのが良いかと思います。シンバルがないことに不満を抱いてしまった場合、Low Volumeシンバルという細かい穴のたくさん空いたシンバルをご購入いただくのがよろしいかと思います。ハイハットという2枚ペアのものとクラッシュという少し大きなものの2つがあればそれっぽい見た目になります。こちらはそれぞれ7,000円くらいになります。これの音量もスティック同士の音に近いですが、高音域のみのため壁に吸収されやすくなっております。

この組み合わせにおいて最も懸念すべきは振動かと思われます。ご自宅が1階の場合は問題ありませんが、2階以上ですと横、下への振動の伝播があります。これはキックペダル(右足のペダル)に多くが由来しますので、お子様がジャンプしたときの衝撃より少し小さいくらいです。こちらはカーペットや防振マットで緩和できます。特にゴム製のマットは叩いている間に楽器がズレていくのを防止する働きもあり、安全対策にもなります。

2. 音楽スタジオで生のドラムセットを叩いてみる。(個人練習扱いでのスタジオ代600円-1,000円/h程度+スティック1,000円-3,000円程度)

これはお子様がどうしても本物が良いとおっしゃった場合の解決策になります。4~5歳で、スローン(椅子)のサイズの問題でキックペダルに足がギリギリつくくらいだと思われます。足がフラフラしてしまうので、ご自宅から小さい椅子を持っていくのも良いと思います。

スティックで叩くドラムやシンバルは、高さや傾きを調整してあげればうまく鼓面に当てれるようになります。

スティックに関してはご自分で用意していただく必要があります。太さ、長さ、見た目、重さにバリエーションがありますので、楽器店さんにお子様を連れて行くのもよろしいかと思います。小型で軽量なものの方が音は小さくなります。4~5歳ですと大人用でも掴むことができます。スタジオの受付でも大抵何種類か販売しています。

生のドラムを叩くとき、必ず約束していただきたいことがあります。それは、耳栓などの音量対策です。音量がとても大きい楽器なので、耳を守る対策が必須です。耳栓以外にも空港で使うような耳を完全に覆うタイプのヘッドホンも使うことができます。

3. スネアドラム(15,000円程度)または練習パッド(6,000円程度)、とスタンド(6,000円程度)。

何か叩く相手があればよいということであればこの方法が良いかと思います。生ドラムの場合1.同様メッシュヘッドにしていただくと良いと思います。練習パッドは机の上でも演奏できますが、振動の伝播があるのでスタンドをおすすめします。

スタンドは調節できる最も低い高さと保持することのできるドラムの内径(インチ)に注意していただければ良いと思います。

スネアソロの演奏を見せてワクワクするようなお子様も多いので、その様な場合はこれが最も良いかと思います。

お子様によっては、チューニングによって音が変わることに興味を示される場合もあります。

4. ドラムセット以外の打楽器に挑戦する。

Remoというブランドがドラムサークルなどに使用する楽器の開発に力を入れており、特に有名です。今まで紹介した楽器に比べて安全性がはるかに上です。

こちらも楽器店さんで試奏してみるのが良いと思います。

5. ボディパーカッションに挑戦する。

一時期前にStompというシアターが流行りましたが、そういったパフォーマンス全般をボディパーカッションと呼びます。身体に限らず、ご自宅にあるものを叩く、擦る、などして音を出すことで音楽を作ります。

私が子供のレッスンを受け持つとき、多くの場合ドラムセットとボディパーカッションのミックスになります。
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ご自宅での練習に関しては、1.の様な対策が有効かと思います。また、特に男の子の場合、叩いて良いもの、いけないもの、叩いて良い時間、いけない時間についてお子様とお話をしていただくのも大事かもしれません。

また、別角度の解決法として、個人レッスン、習い事を受けてみるというのも良いかもしれません。私自身も教室を開講していますのでぜひご相談ください。巧緻性が未発達でピアノが苦手なお子さん、先天的音痴やシャイな性格から歌やバイオリンが苦手なお子さんも、楽しく習うことができます。リズム感の発達や音色への気づき、周りの楽器とのバランスを通しての社交性の発達などの影響が見込まれますので、ぜひご検討ください。
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